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スーパーGT ニュース

投稿日: 2016.07.29 17:40
更新日: 2016.07.29 17:41

#30 TOYOTA PRIUS apr GT スーパーGT第4戦SUGO レースレポート

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スーパーGT | #30 TOYOTA PRIUS apr GT スーパーGT第4戦SUGO レースレポート

決勝日・フリー走行 7月24日(日)9:00〜9:30
 土曜日までは雲こそ出ていたが、ドライコンディションが保たれていたのに、日曜日は未明のうちに降った雨によって、早朝の路面はうっすらウェットコンディションに。フリー走行が始まる直前は霧雨が舞う程度で、やがて回復に向かうと思われたのだが……。開始早々、コースアウトする車両があって赤旗中断。自走で戻ってきたため、すぐに再開されるも、その間に本格的な雨が降り始める。最初に「#30 TOYOTA PRIUS apr GT」を永井選手がドライブ。ウェットコンディションの感触を確認し、1分33秒790をマーク。その後、佐々木選手と交代し、車両と路面の確認作業を行った。

決勝レース(81周)14:00〜
 ゴールデンウィークの富士には及ばぬまでも、SUGOにもほぼ3万の大観衆が集まり、改めてスーパーGTの人気の高さを感じさせることとなった。すでに夏休みに突入したせいか、子供連れの家族も多く見られ、その中からレーシングドライバーを目指す子供がひとりでも多く現れることを期待したい。さて、肝心の路面だが、雨は降ったり止んだりを繰り返していたが、スタート進行が始まった頃には止んでおり、ほぼドライコンディションに転じていた。ただ、時折り小雨が舞うのが厄介なところではあったが。結局、全車がドライタイヤを装着して決勝レースに挑むこととなる。

 スタートは初めて永井選手が担当。やや緊張の様子も見受けられたが、集中力は切らさなかったようだ。グリーンシグナルの点灯と同時にアクセルを踏み込み、難なく1コーナーをクリアしていく。その背後では接触もあっただけに、少しでも躊躇があったなら巻き込まれていた可能性も。オープニングラップのポジションキープに成功する。

 それからしばらくのトラフィックにも、そして次々と後方から襲いかかるGT500車両も難なく対処し続けた永井選手。24周目に最終コーナーでクラッシュがあり、回収のためセーフティカーが28周目まで走行。次の周のピットロードオープンと同時に「#30 TOYOTA PRIUS apr GT」はピットイン。佐々木選手に交代する。

 その時点で22番手まで後退するが、まだドライバー交代を全車が行っていないため、自らも抜き続けながら、次第に順位は上がっていき、暫定13番手に。終盤にもバトルを続けたが、想像以上にタイヤの摩耗が厳しく必死にガードを固めたものの、佐々木選手は順位を落としてしまう。そして、70周目には最終コーナーで激しいクラッシュがあり、赤旗によってレースは終了。やや不完全燃焼感を佐々木選手は残すこととなったが、「#30 TOYOTA PRIUS apr GT」はトップから1周遅れの18位完走を果たすこととなった。

 この結果に満足できようはずがないが、次のレースはわずか2週間後、8月6〜7日に富士スピードウェイで開催される。気持ちを切り替え、好結果を残すことが期待される。


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