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スーパーGT ニュース

投稿日: 2020.11.09 10:07
更新日: 2020.11.09 11:07

TOYOTA GAZOO Racing 2020スーパーGT第7戦もてぎ レースレポート

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スーパーGT | TOYOTA GAZOO Racing 2020スーパーGT第7戦もてぎ レースレポート

 14号車は0.033秒及ばず9番手。第5戦で勝利を挙げた39号車はコバライネンのアタック実らず12番手。7月の第1戦以来のSUPER GT参戦となった山下がQ1を担当した37号車も13番手でQ1敗退となってしまいました。

 Q2では国本雄資がアタックした19号車が5番手、立川の38号車が6番手。サッシャ・フェネストラズの36号車は7番手グリッドから決勝レースをスタートすることとなりました。

 GT300クラスのQ1は、2グループに分けて実施され、それぞれ上位8台がQ2へ進出します。A組では前戦ポールポジション獲得のK-tunes RC F GT3 96号車が阪口晴南のドライブで3番手につけQ2進出を決めました。ランキング6位につけ50kgのウエイトハンデを積む埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車は川合孝汰が懸命のアタックを見せるも最後にはじき出されて9番手。SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車が14番手となりQ1敗退となりました。

 B組では、織戸学がアタックしたTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 30号車が2番手、中山裕貴のTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 31号車が5番手と好調。前戦練習走行でのクラッシュで決勝に出走できなかったたかのこの湯 RC F GT3 244号車も三宅淳詞のアタックで7番手につけQ2進出。
 
 一方、前戦よりarto RC F GT3 35号車はWEC等で活躍するマティアス・ベッシェのアタックで注目を集めましたが、10番手に留まり、Q2進出はなりませんでした。

 Q2では244号車の久保凜太郎が速さを見せ、チェッカー目前のアタックで2番手タイムをマークし、チーム初となる最前列グリッドを確保。嵯峨宏紀がアタックした31号車が6番手、新田守男の96号車が13番手、永井宏明の30号車は14番手グリッドに決定しました。

◆決勝◆

 8日(日)も好天に恵まれ、午前中から気温も上昇。気温22度、路面温度29度とこの時期としては高めのコンディションで、午後1時に63周で競われる決勝レースのスタートが切られました。
 
 序盤は大きな順位変動のないまま周回が重ねられていきましたが、6周目あたりでGT300クラスの周回遅れに遭遇するようになるあたりから各所でバトルが展開。6番手からスタートし、序盤は後方からの猛追を絶妙なブロックで凌いでいた38号車の立川が、17及び18周目に立て続けに2台をパスし4番手へ。その後方では、13番手スタートの37号車山下が次々に前車をパスしていき、20周目には7番手へポジションアップ。翌周には38号車立川が表彰台圏内の3番手へと浮上しました。

 ひとりのドライバーの最少周回数規定を過ぎた23周目、2台がピットに入った直後に、コース上に止まった車両排除のためにセーフティカーが導入。セーフティカーラン中はピットインができないため、29周目に再スタートが切られると、38号車を含む多くの車両が一斉にピットへと向かいました。

2020年スーパーGT第7戦もてぎ ZENT GR Supra(立川祐路/石浦宏明)
2020年スーパーGT第7戦もてぎ ZENT GR Supra(立川祐路/石浦宏明)

 翌周、翌々周にも残りの車両がピットへと向かい、全車がピット作業を終了。このピット作業とピットタイミングで大きく順位が入れ替わり、平川へと交代した37号車が8番手、コバライネンの39号車が9番手、宮田の19号車が10番手、石浦の38号車が11番手、関口の36号車が12番手、坪井の14号車が13番手と、GRスープラ勢は後方からの追い上げを強いられることとなってしまいました。

 GRスープラ勢最上位を行く平川の37号車は、果敢なアタックで34周目に7番手、48周目に6番手へとポジションアップ。その後も追走を続けましたが届かず、6位でフィニッシュ。37号車とともに追い上げた39号車が8位、38号車が10位でポイント獲得を果たしました。

 GRスープラ勢にとっては厳しい結果となった第7戦でしたが、そんななかでも手堅く6位でポイントを獲得した37号車の平川は、タイトル争いで首位と同ポイント(51点)、今回ノーポイントに終わった14号車の大嶋/坪井組が4ポイント差の6位と、この2台を含む6台が僅か4ポイント差に入る激戦のまま、ノーハンデの最終戦を迎えることに。

 また、ランキング8位の36号車関口/フェネストラズ組(45点)、同9位の39号車中山雄一(42点)、同10位の38号車立川/石浦組(37点)までが逆転タイトルの可能性を残して最終戦に挑むこととなります。

 GT300クラスでは、久保がスタートを担当した244号車が、最前列スタートから1周目は2番手のポジションを守りましたが、244号車は今回シャシーの交換を行っていたため、ペナルティのピットストップを余儀なくされ最後尾へと後退。

 13番手からスタートした96号車は、トップ10を伺える位置につけて、早めの21周目にピットイン。しかし、この直後に出されたセーフティカーのタイミングが悪く、大きく順位を落とすこととなってしまいました。

 セーフティカーからの再スタート後、18番手から追い上げていた52号車はピットへ向かい、タイヤ無交換作戦で一気に4番手へとポジションアップ。その後3番手に浮上し終盤まで表彰台を賭けたバトルを繰り広げましたが、最終的に4位でチェッカー。また、30号車が10位でフィニッシュし、今季初のポイント獲得を果たしました。


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