そして迎えた決勝、国本選手かっこよかったですね……。

 5コーナーのアウトから1号車を見事オーバーテイク。スーパーGTにベスト・オーバーテイク賞がありましたら確実に国本選手が大賞でしょう! ファンのみなさんやスポンサーさんも喜んでくれて良かったです。

 そしてピットアウト後は1号車が先行するかたちとなりましたが、宮田選手の追い上げで+0.2秒のところまで迫ります。

 しかし1号車は強かった。僕もあとでいろいろな記事を読んだのですが、後ろの19号車のダウンフォースやタイヤの摩耗以外にも、ブレーキ温度などさまざまなことを考えながらコントロールしてたと。

 おそらく燃費などもエンジンマップを変えながら走っていたと想定します。その中でFCY(フルコースイエロー)が出たことも1号車に有利に働いたのだと思います。でも、負けは負けですからね。

 今シーズン中に1号車とは再びポジション争いを展開することになりそうです。その際には再び観客のみなさんが喜ぶバトルをドライバーたちが見せてくれると思います。
 
 決勝レース後、GRスープラになってから初めての表彰台だったので表彰式を見に行きました。

 3位に入ったau TOM’S GR Supraの関口雄飛選手、坪井翔選手からも「19号車速かったです」と言われたときはなんだか嬉しかったですね。

 まだ19号車が速いと「タイヤが当たったんですね?」とか偶然扱いされる空気感もありますが。今後は安定して上位に入り、速く、強いイメージをつけに行きたいです。そのためにも今回の2位の悔しさは勉強になりました。

 一方、GT300クラスの予想は外れて2号車muta Racing Lotus MCとなりました。元19号車の加藤寛規選手が優勝です。

 元19号車ドライバーの活躍は毎戦見ています。今回は30号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT織戸学選手の8位入賞も凄かったですね。今季はこれまで苦労していたのでシーズン後半にも期待です。

2021年スーパーGT第4戦もてぎ決勝
路面温度51度の酷暑のなかで始まったスーパーGT第4戦もてぎの決勝レース
2021スーパーGT第4戦もてぎ STANLEY NSX-GTとWedsSport ADVAN GR Supraのトップ争い
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2021スーパーGT第4戦もてぎ TGR TEAM WedsSport BANDOH
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