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スーパーGT ニュース

投稿日: 2022.05.30 11:18
更新日: 2022.05.30 12:35

TOYOTA GAZOO Racing 2022スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート

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スーパーGT | TOYOTA GAZOO Racing 2022スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート

スーパーGT第3戦鈴鹿
たかのこのホテル SUZUKA GT 300km RACE

フェネストラズ/宮田組GRスープラが3位表彰台を獲得

 スーパーGTの第3戦が猛暑となった鈴鹿サーキットで行われ、サッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋組のKeePer TOM’S GR Supra 37号車が3位表彰台を獲得。関口雄飛/中山雄一組 DENSO KOBELCO SARD GR Supra 39号車が4位、国本雄資/阪口晴南組 WedsSport ADVAN GR Supra 19号車が5位フィニッシュを果たしました。

 スーパーGT第3戦『たかのこのホテル SUZUKA GT 300km RACE』が5月28日(土)、29日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催されました。ここまで2戦を終え、開幕戦では、大嶋和也/山下健太組 ENEOS X PRIME GR Supra 14号車が勝利、第2戦では坪井翔/ジュリアーノ・アレジ組 au TOM’S GR Supra 36号車が2位とGRスープラ勢は上位争いを繰り広げていますが、2戦共に表彰台の3台は3メーカーの車両が分け合う激戦となっています。

 今大会を終えると、次戦第4戦まで約2か月のインターバルとなります。ここまでの2戦で思いどおりの戦いができなかったチームも巻き返しを図るべく、5月とは思えない暑い2日間となった今大会に挑みました。

 イベント広場ではTGRブースが開設され、先日発表されたばかりのMT仕様GR Supra等を展示。ドライバーとのリモートトークショーなどのさまざまなイベントで盛り上がりました。また、今年は鈴鹿サーキットが60周年を迎えた記念すべき年ということもあり、今大会では特別デモラン『群雄割拠JGTC~SGTの礎となった時代~』を実施。2002年にシリーズチャンピオンに輝いたESSOウルトラフロースープラを、同車両でチャンピオンを獲得し、現在は39号車のTGR TEAM SARD監督を務めている脇阪寿一氏がドライブ。ニッサンZ(2004年)とホンダNSX(2000年)と共に快音を響かせてファンの皆様に懐かしい勇姿を披露しました。

■予選

 28日(土)、午前中のセッションでの遅れにより、予定よりも10分遅れの午後2時55分より、ノックアウト方式の予選が行われました。予選開始時点で気温は28度、強い日差しにより路面温度は44度まで上昇、5月とは思えない暑さのなかでのアタックとなりました。

 なお、立川祐路/石浦宏明組 ZENT CERUMO GR Supra 38号車は、予選の前に行われたフリー走行中にトラブルに見舞われ、予選までに車両修復が間に合わず、予選への出走は取りやめることとなりました。

 GT500クラスのQ1では、上位8台がQ2へと進出。関口がアタックを担当した39号車が、セッション開始1分ほどで先陣を切ってコースへ。その後、各車が出て行くなか、最後まで残っていたのは山下の14号車。残り6分ほどで14号車がコースに入り、全車アタックを開始しました。

 まず関口の39号車が1分44秒821で2番手と好タイムをマーク。19号車の阪口晴南が1分44秒960でその時点での4番手につけると、すぐに坪井の36号車がこれを更新、フェネストラズの37号車も36号車を上回るタイムを叩き出し、3番手に。

 一方、開幕戦での勝利により最多の46kgというサクセスウエイトを積む山下の14号車は、1分45秒219と健闘を見せ、その時点での8番手に滑り込むも、平峯一貴のカルソニック IMPUL Z 12号車が7番手に飛びこみ、僅か0.02秒差でQ2進出を逃すこととなってしまいました。Q1から僅差の争いとなるなか、39号車が2番手、37号車が3番手、36号車が5番手、19号車が6番手で4台のGRスープラがQ2へと進出を決めました。

Q2では、やはり39号車の中山雄一が先陣を切ってコースイン。19号車の国本が最後にコースに向かいました。先にアタックを開始した39号車の中山雄一は1分44秒925をマーク。その後、各車がこのタイムを更新する形となっていきました。37号車の宮田はセクター3までベストタイムを更新するも、最終セクターで僅かにミスがあり、1分44秒500で3番手。国本の19号車はセクター1、セクター2でベストを更新する速さを見せ、これまでのコースレコードを更新する1分44秒112という素晴らしいタイムをマークし、トップに立ちました。

 一方、ライバルがタイムを更新し4番手となっていた37号車の宮田は、なおもアタックを続け、前周にタイムをロスした最終セクターで大きくタイムアップを果たし、これまでのコースレコードを上回る1分44秒269をマーク。国本には届かなかったものの、2番手としました。

 国本は、自身では初となるスーパーGTでのポールポジションを獲得。19号車は阪口晴南がアタックした前戦富士に続き、2戦連続のポールポジション。37号車が2番手で続き、GRスープラが最前列に並んでの決勝スタートとなりました。39号車は6番手、アレジがアタックした36号車は8番手グリッドを獲得しました。

 GT300クラスは、Q1は2グループに分けて実施。それぞれの上位8台がQ2へと進出します。 A組では、ここ鈴鹿で過去2勝を挙げているK-tunes RC F GT3 96号車の高木真一が1分57秒297でまずトップにつけました。その後、吉本大樹のSyntium LMcorsa GR Supra GT 60号車が6番手、川合孝汰の埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車が7番手、清水英志郎のシェイドレーシング GR86 GT 20号車が8番手につけますが、終盤に他の車両がタイムを更新すると52号車と20号車が押し出される形に。

 96号車が2番手、60号車が8番手でQ2へ進出。52号車は最後僅かにタイムを更新するも0.044秒届かず9番手、20号車が10番手、apr GR SPORT PRIUS GT 31号車は13番手でQ1敗退となりました。

 B組では、佐藤公哉のアタックしたHACHI-ICHI GR Supra GT 244号車が一旦上位のタイムをマークするも、走路外走行によりタイムが抹消され後退。織戸学がアタックしたapr GR86 GT 30号車が6番手、堤優威のmuta Racing GR86 GT 2号車が7番手でQ2へ進出。野中誠太がアタックを担当したHOPPY Schatz GR Supra 25号車は11番手、244号車は13番手でQ2進出を逃しました。

 Q2では、早めにアタックに入った新田守男の96号車が残り3分近くを残してトップタイムをマーク。その後、3台にタイムを更新されるも、そのうちの1台が走路外走行でタイム抹消、そしてもう1台が予選後の再車検で失格となったため、96号車は最前列2番手グリッドを獲得しました。永井宏明の30号車が2列目4番手。河野駿佑の60号車が11番手、加藤寛規の2号車は12番手グリッドとなりました。

2022スーパーGT第3戦鈴鹿 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)
2022スーパーGT第3戦鈴鹿 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)

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