アキュラNSX GT3やレクサスRC F GT3が挑むGTDクラスも、GTLMクラスと同様、ポールシッターがピットスタートととなる波乱の展開となった。

 そんなレースを制したのは、ライリー・モータースポーツの33号車メルセデスAMG GT3。2017年シーズンから新たに投入されたAMG GT3が、シリーズ参戦2戦目で初勝利を飾った。

GTDクラス優勝のライリー・モータースポーツの33号車メルセデスAMG GT3。同チームはル・マン24時間にLMP2で参戦する
GTDクラス優勝のライリー・モータースポーツの33号車メルセデスAMG GT3。同チームはル・マン24時間にLMP2で参戦する

 クラス2位には、16年のセブリング12時間ウイナーであるスクーデリア・コルサの63号車フェラーリ488 GT3が入り、予選でポールポジションを獲得したサンエナジー1・レーシングのメルセデスAMG GT3が同3位となった。

 日本勢では、予選でクラス4~5番手を獲得したRC F GT3が燃料漏れなどのトラブルに見舞われながらも2台揃って完走。14号車がクラス13位、15号車が同18位でチェッカーを受けた。

3GTレーシングの15号車レクサスRC F GT3はクラス13位完走
3GTレーシングの15号車レクサスRC F GT3はクラス13位完走
クラッチトラブルに見舞われながらもクラス8位完走を果たしたマイケル・シャンク・レーシングの86号車アキュラNSX GT3
クラッチトラブルに見舞われながらもクラス8位完走を果たしたマイケル・シャンク・レーシングの86号車アキュラNSX GT3

 また、2台のNSX GT3もクラッチやターボ、ダンパーなどにトラブルを抱えながら、86号車がクラス8位、93号車が同14位と、ともに完走を果たしている。

 オレカFLM09のワンメイクで争われるPCクラスは、予選2番手からスタートしたパフォーマンステック・モータースポーツの38号車が、スタートから2時間経過以降から独走。デイトナ24時間に続く開幕2連勝を飾っている。

開幕2連勝を達成したパフォーマンス・テック・モータースポーツの38号車オレカFLM09
開幕2連勝を達成したパフォーマンス・テック・モータースポーツの38号車オレカFLM09

 WSCC第3戦は4月7~8日、インディカー・シリーズの併催レースとして、カリフォルニア州のロングビーチで行われる。

IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ第2戦セブリング12時間 予選リザルト
IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ第2戦セブリング12時間 決勝リザルト

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