更新日: 2023.09.23 14:56
ポルシェカレラカップジャパン2023 第11戦(鈴鹿)予選レポート
ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2023シリーズ第11戦の予選を、鈴鹿サーキット(三重県)で 2023年9⽉23⽇(土)に開催しました。
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:28度 路面:32度(セッション開始時)
6大会、全11戦で競われている今シーズンのPCCJも、ついに今大会が最終戦となる。最終戦の舞台は鈴鹿サーキットで、世界各地を転戦するモータースポーツの最高峰F1のサポートレース開催のため、多くの観客が見守るなかでドライバーたちはいつも以上に気合いが入っている。22日(金)に実施された公式練習では、今シーズンのシリーズチャンピオンを前戦で決めたプロクラスの#60 小河諒が2分05秒417で総合トップタイムをマーク。2番手には、今回#2 林雅弘のリザーブドライバーとしてプロクラスに参戦する#2 山田遼が着けた。プロアマクラスは前戦の結果でクラス王座を獲得した#10 MOTOKI、アマクラスは同じくクラス王者に輝いた#88 Tiger Wuがトップタイムを記録した。
23日(土)の予選は、10時20分スタートで各車がコースイン。前日の練習走行でF1走行後の路面状況が普段と大きく違っていたため、各ドライバーはタイヤのグリップを確認しながら周回。そして3周目から本格的なタイムアタックを開始し、#60 小河が2分04秒117を記録してトップに。2番手は2分04秒211の#2 山田、3番手は2分04秒431のポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 佐藤巧望が続く。そして5周終了時点で各車はピットへと向い、2回目のアタックへ向けてセッティング調整とタイヤ交換を行う。
予選残り10分を切ると各車とも再びコースインし、2回目のタイムアタックへ挑む。ここで#60 小河がタイムを更新し、2分04秒091で10戦連続となるポールポジション獲得を決めた。「F1の影響か路面状況が思ったよりも良くなくて、グリップがあまりしなかったこともあり、コースレコードを狙っていたのですが3秒台に入れることもできませんでした。それが残念でしたが、明日の決勝は山田選手、佐藤選手と良いバトルを展開して優勝できればと思います」と、#60 小河は決勝に向けて気合いを入れる。
2番手となった#2 山田は、「2回目のタイムアタックのヘアピンでミスしたのが痛かったですね。決勝は優勝目指して頑張ります」と、決勝での巻き返しを誓う。
プロアマクラスは、今シーズンのクラスチャンピオンである#10 MOTOKIが2分04秒770のクラスレコードでポールポジションを獲得。「2セット目のタイヤでタイムアップを図れなかったので今日は80点ですね。コースレコードは更新できましたが、自分としては後0.3秒縮めたかったので。明日は課題のスタートをきちんと決めて、総合3位以内を目指します」と、#10 MOTOKIは決勝でさらなる高みを目指す。
一方、アマクラスのポールポジションを獲得した#88 Tiger Wuは、「クリアラップを取れて、気持ちよくタイムアタックできました。決勝は前回のようなミスをしないように頑張ります」と語る。
今シーズンの最終戦となる第11戦の決勝レースは24⽇(日)10時35分にスタート(10周もしくは30分間)を予定する。果たして、最終戦を制するドライバーは誰なのか注目される。