ホンダとザウバーは近いうちに来季契約を発表するのではないかとの報道も一部でなされており、これに対してSky Sportsがホンダに取材した。ホンダはその報道自体に関してはノーコメントを貫いたが、複数チームへの供給については前向きな発言を行った。
「ホンダは複数チームに供給する可能性についてオープンに考えており、交渉を行っているということは、これまでもお話ししてきました」とホンダのスポークスパーソンは語ったという。
「パワーユニットサプライヤーとして、私たちはF1のファンの利益のため、パワーユニットを複数のチームに供給するという責任を担っています」
現在参戦するエンジンマニュファクチャラーのうち、複数のチームに供給していないのはホンダだけだ。
一方、ザウバーはメルセデスとの契約の可能性も否定していない。今年、マーカス・エリクソンのチームメイトとして、メルセデス傘下のパスカル・ウェーレインと契約したザウバーが、昨年のマノー同様に、ウェーレインとの契約込みでメルセデス製パワーユニットを搭載する可能性もなくはない。しかしウェーレインが長期にわたってザウバーにとどまるとは考えづらく、メルセデスと契約を結ぶにしても、それは短期的なものになりそうだ。
「(メルセデスと契約を結ぶ)可能性もあります」とカルテンボーン。
「繰り返しになりますが、ふたつほど選択肢がありますが、まだ決断していません」
FIAはエンジンマニュファクチャラーに対し、来季予定する供給先について5月5日までに報告するよう求めており、ザウバーは近いうちに決断を下すことになるかもしれない。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています