F1第5戦中国GPで通算58勝目をあげたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。圧倒的な走りを示したが実際のレース中に3回危ない場面があったという。F1スイス在住のF1ジャーナリスト、マチアス・ブルナーがレース週末を語る。
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 F1が上海インターナショナル・サーキットを訪れるのは、2019年以来のことだった。また、様々な議論がある新スプリントフォーマットも、ここで初めて実施された。だが、開催地がどこであろうと、どんなフォーマットが用いられようと、マックス・フェルスタッペンの群を抜くパフォーマンスに変わりはなかった。

 スプリント予選は、刻々と変化する風と空模様もあって慌ただしいものとなり、現世界選手権王者は4番手グリッドを確保するにとどまった。ポールポジションはランド・ノリス、これにルイス・ハミルトンとフェルナンド・アロンソが続いた。

 しかし、マックスは落ち着き払っていた。「すごくトリッキーなコンディションで、まるで氷の上を走っているような場面もあった。リヤタイヤの温度を上げることができなくてね。4番手は当然の結果だったとも言える」

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