ホンダはパワーユニットのアップグレードに取り組んでおり、早ければスペインGPでこれを導入することを目指している。新仕様においてはパフォーマンスを向上させるとともに、バイブレーションの問題も解決したい考えだ。

「ドライバーはそうは考えないと思いますが、私たちはシーズン序盤以来、(バイブレーションを)改善してきたと思っています」と長谷川総責任者。

「徐々に改善してきてきました。ただ、もちろん完全に解決したわけではありません」

「次のアップデートで明確に解決したいと思っています」

「ここであるとか、どこかのグランプリであるとか、正確な日時は申し上げられませんが、機会を得られればエンジンをアップデートしたいと思っています」

 中国GP金曜、ストフェル・バンドーンのパワーユニットに2基目のターボとMGU-Hが導入されたことがFIAの発表により明らかになった。

 今年は開発を制限するトークンシステムが廃止されたため、中国の週末にパワーユニットに変更を加えたと長谷川総責任者は語った。

「インレットシステムのアップデートを行いました。エンジンのパッケージを変更する場合、今はトークンという制限を受けません」

「ですがシーズンに使える基数という面での制限はあります」

 全20戦の2017年F1では使用できるパワーユニットの基数は4基と定められており、それを超えるとペナルティを科される。 

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