しかし、メルセデスAMGのスポーティングマネージャーのロン・メドウは、「レースにミスはつきもの。ミスはすぐに直せばいいから、それは気にしていない」と、バーレーンで犯したミスと襲った不運を引きずってはいなかった。それよりも、メドウがバーレーンGPの敗戦で最もダメージを受けたと語るのは「スーパーソフトが使えなかったこと」だ。

 ボッタスがスタート直後の第1スティントでペースが上がらなかったのは、グリッド上での発電機のトラブルに原因があった。しかし、ボッタスは第2スティントで正常な温度設定で最低内圧にセットされたスーパーソフトを履いたにも関わらず、ペースが上がらなかった。そこで、メルセデスAMGは最終スティントは2人ともソフトで行く選択を下したのだ。

「なぜ最終スティントでスーパーソフトで追い上げなかったのかって? それはこの日のわれわれのクルマではスーパーソフトよりもソフトのほうが明らかに良かった。スーパーソフトにしなかったのではなく、スーパーソフトを使えなかったんだ」 

「メルボルンではウルトラソフトが使えなかった。そして、バーレーンではスーパーソフトが使えなかった。ミスは直せばいいが、タイヤの使い方は簡単には修正できない。したがってバーレーンGPの敗戦で最も大きな痛手は、DRSや発電機、ホイールガンのトラブルではなく、軟らかいコンパウンドをレースでうまく使えなかったことだ」

ルイス・ハミルトン(メルセデス)
ルイス・ハミルトン(メルセデス)

 すでにピレリはアゼルバイジャンGPまでの8戦目までのタイヤのアロケーションを発表している。その5戦のうちウルトラソフトとスーパーソフトの両方を使用するグランプリは3戦、もう1戦はスーパーソフトが最も軟らかい配分となっている。つまり、ウルトラソフトとスーパーソフトをロングランで上手に使う秘策をバーレーンでのテストで見つけることができていなければ、今後もメルセデスAMGは苦しいレースが続くことになる。  

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