イルモアについて聞かれた長谷川氏は「コンサルタントやサプライヤーについては一切公表いたしません。ですが外部のリソースを多数利用しているのは確かです」と答えた。

 メルセデスとの交渉についても言及しない長谷川総責任者だが、ホンダは、現在F1に参戦するマニュファクチャラーそれぞれとかかわったことがある、複数のエキスパートからのアドバイスを得ていると示唆した。

「私たちのところには、メルセデス、フェラーリ、ルノーに関わった人々が大勢いるので、そういった意味では彼らのアイデアを“スパイ”していることになりますね」と長谷川総責任者は冗談を言った。

 メルセデスは、英AUTOSPORTの取材に対し、ホンダとの交渉についてコメントしなかった。

 ホンダがメルセデスのアドバイスを受けることに対し、レッドブルが反対の姿勢を示唆しているように、ライバルたちから反発が出る可能性がある。

 エンジンに関して知的財産権の移転が行われる可能性があるなら、それはチームがライバルのシャシーを使用することと同じぐらいよくないことであるとも考えられるからだ。

 しかしホンダとメルセデスがコンサルタント契約を結ぶ場合、他チームの同意を得る必要はなく、両者が合意に達しさえすれば即、実行に移すことができる。

 ホンダがライバルたちとのギャップを縮められずにいるため、エンジンパフォーマンスの均衡化を目指すFIAが規則を変更してホンダのアシストをするという提案をするとの説も出ているが、正式な話し合いはまだ行われていない。

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