ステランティス・グループの会長で、フェラーリの大株主であるジョン・エルカーンから公的な支持を得たフェラーリのチーム代表フレデリック・バスールは、F1第19戦アメリカGPが開催されたオースティンで、自身への信頼を表明したエルカーンの発言はスクーデリア内部の誰に対してでもなく、“第三者”に向けられたものであると主張した。
フェラーリは今年まだグランプリで優勝していない唯一のトップチームであり、第2戦中国GPではルイス・ハミルトンが優勝したが、それはスプリントレースでのことだった。イタリアとイギリスのメディアは、バスールの立場が危ぶまれ、解任されたレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーが後任に就く予定だと執拗に報道し始めた。
