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F1 ニュース

投稿日: 2017.05.30 10:52
更新日: 2017.11.07 11:56

復活の跳ね馬、16年ぶりのモナコ完全勝利も、悔しさいっぱいのキミ【今宮純の視点】

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F1 | 復活の跳ね馬、16年ぶりのモナコ完全勝利も、悔しさいっぱいのキミ【今宮純の視点】

 23周目には1秒以下、そろそろ周回遅れが気になるところでさらに追い撃ちをかけるしたたかなベッテル。

 フェラーリ陣営が32周目 4位マックス・フェルスタッペン、33周目 3位バルテリ・ボッタスのピットインに反応。

 34周目にライコネンを呼び入れる。インラップ1分34秒039、静止時間3秒4(リヤジャッキと右前輪がロス)、アウトラップ1分19秒598。前に周回遅れの姿が見えていた。首位ベッテルはクリーンエア・スペースに1分15秒台を連続、女神さまがキミを振って乗り移ってきたかのよう……。

 39周目インラップ1分32秒673、静止時間3秒1、1コーナーに首位のまま戻ったアウトラップは1分18秒650。78周レースを半分の“均等割り”でカバーしたベッテル。

「なぜ自分はそうではなくて5周早かったのか」。集中心に隙間風が入り込み、2位ライコネンは引き下がっていった。

 フェラーリは82回目1-2達成でコンストラクターズ17点リード、ベッテル129点でライコネンはほぼ半分の67点。表彰台ロイヤルファミリーの前であろうと笑顔にはなれない、悔しさいっぱいの15回目モナコGPだったろう――。

歓喜に沸くチームのなか、笑顔を見せなかったキミ・ライコネン
歓喜に沸くチームのなか、笑顔を見せなかったキミ・ライコネン


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