だが、ホンダが何もしていないわけではない。栃木県さくら市にある研究 所『HRD Sakura』で日夜、開発を続けている。だが、ステップ3として投入できるまでの成果が確認されていない以上、グランプリへの投入はできないだけなのだ。

 ただし、マクラーレンとしてはステップ3まではいかなくとも、少しでもアップデートしたエンジンを早く使いたいのである。

もし、カナダGPでホンダがスペック2.5のエンジンを投入していれば、あそこまでザック・ブラウン(エグゼクティブディレクター/マクラーレン・テクノロジー・グループ)は激怒していなかったかもしれない。しかも、今年からトークンフリーになったわけだから、性能が0.1でも上がっていれば、それを投入してほしいとマクラーレン側が願うのは当然だ。

マクラーレン幹部と話し合うホンダ幹部
マクラーレン幹部と話し合うホンダ幹部

 長谷川総責任者も「エリック(・ブーリエ)とも話していて、進歩することが大切だという認識では一致しています」と語っている。

 それらを総合すると、ホンダはアゼルバイジャンGPで信頼性とドライバリティを向上させたスペック2.5を投入し、ベルギーGPで燃焼効率を向上させたスペック3を登場させると考えるのが自然な流れだ。

本日のレースクイーン

風間そらかざまそら
2025年 / スーパーGT
アクアテック アンバサダー
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年2月号 No.1616

    スーパーGT 20周年記念特集
    激動、勇退、高揚。
    忘れられない20年

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円