■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 予選=5位
ちょっと苦労したね。今年はコースのグリップが高く、その影響で難しい部分がある。もっとプッシュできるように思えるんだけど、コーナーでスピードが出る分、限界を簡単に超えてしまう。
当然ながら僕らは速く走るのが好きだし、できるだけ速く走りたいと思う。それで欲が出てしまって結果的にミスにつながってしまうんだ。でもそれが面白いところでもある。
もちろん、あの最後のラップを走りきれたら良かったと思うけど、最終的にはトップ5に入れたことに満足しているし、ルイス(・ハミルトン)がペナルティを受けるので4番手からスタートできる。全体的にはかなり良いセッションになったから、それなりに満足だよ。
明日は昼ごろに雨が少し降るみたいだから、面白いレースになるはずだ。単純な展開にはならないだろうね。ルイスは順位を上げるためにプッシュしてくるだろうし、エキサイティングになりそうだ。
マックス・フェルスタッペン 予選=6位
予選がどうなるかの予想はできないものだけど、今日の結果は妥当だと思う。マシンのバランスがもう少し良くなることを期待していたが、全体的には悪くないね。
ターン3でさまざまなラインをいくつも試し、そのたびにリヤのコントロールを失っていた。最後の走行ではタイムが向上しつつあったのに、(ロマン・)グロージャンがコース上に止まっていたからストレートでDRSを使えなかった。あのストレートでDRSが使えないと、簡単に0.25秒くらい失ってしまう。
その後のコーナーで取り戻そうとしたけれど、ターン7でスロットルを開けるのが少し早すぎたみたいで、リヤのコントロールを失った。
明日、メルセデスやフェラーリと互角に戦えるだけのスピードは僕らにはないと思う。けれどもレースではいろいろなことが起こり得るから、どうなってもおかしくない。
少し不安定なコンディションになれば、僕らにとって好ましい展開になるかもしれない。良い戦略で走ることができれば、うまくいくかもしれないよ。
スタンドのいたるところにオレンジ色が見えて、すごくうれしい。みんなのためにいいレースができるよう、頑張るつもりだ。
(ターン7でのスピンについてCrash.netに語り)いいラインをとるのが難しくて、いろいろ試していたけど、Q3でますます悪くなった。最初のランでは問題があってタイムを失い、2回目のランではターン1の内側の縁石にヒットした。自分の走りに満足できなかった。
もう一回出て行ったら、ターン1とターン3ではすべてうまくいった。そしたらイエローフラッグが出て、0.2秒を失った。でも自分のラップから0.1秒遅れだったから、プッシュし続けて、ターン6ではいいラップになりそうだと思っていた。そしたらターン7でスロットルを開けるのが早すぎてリヤが流れてしまったんだ。仕方ないね。普通はイエローフラッグが出たら、そのラップはおしまいなんだし。