今年のインディ500で予選5位、決勝でも上位争いをするなど、注目すべき活躍をしたアロンソは、将来改めて挑戦したいと発言している。

 しかしアロンソの2度目のインディ500挑戦が実現するかどうかには、さまざまな要素がかかわっている。今年はマクラーレンとアンドレッティがともにホンダエンジンを搭載しているという共通点があったことからプランが比較的スムーズに進んだが、両者は2018年に向けてエンジンの変更を検討しているといわれている。

 アンドレッティはシボレーと交渉していると伝えられており、マクラーレンはホンダとの契約があるものの、2018年に向けて他マニュファクチャラーへのスイッチの可能性にも目を向けている。両チームがホンダとの契約を継続し、アロンソがマクラーレンに残留するなら、彼の2度目のインディ500参戦は実現しやすくなるが、そうでなければ可能性は低くなるだろう。

「フィフティ・フィフティだ。(インディ500で走る)ホンダエンジン搭載車があることが重要になるかどうかは、我々のホンダとの関係に左右されるだろう」とブラウンは語っている。

 マクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエは、ハンガリーの週末に、もしパワーユニットを来年他社製品に変更するなら、9月までには決断する必要があるとコメントした。

「エンジンを変更するには技術的に12週間かかる。つまり3カ月前までなら変更することが可能だ。エンジンを想定してベースデザインを作るなら、(その期限は)9月ということになる」

 一方、今季末でマクラーレンとの契約が切れるアロンソは、まだ2018年のプランを決定していない。残留の可能性が高いと考えられてはいるが、インディカーフル参戦の可能性もゼロではないと示唆している。

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