ここからハミルトンは再びファステストラップを記録し続けリカルドをさらに引き離していく。34周目からは3番手ボッタスがファステストを刻み2番手リカルドとの差を縮めに掛かり、その後方ではサインツとペレスの5番手争いが白熱する一方で、7番手パーマーもペースを上げて6番手ペレスを追い上げに掛かる。

 その矢先の37周目、エリクソンがターン12の出口でスピンしアンダーソンブリッジ内で左リヤをぶつけストップ。これでセーフティカー導入となり、ハミルトンが築き上げた10秒のギャップは水泡に帰してしまう。4番手ヒュルケンベルグはマシントラブルが発生したのか、このタイミングでピットイン。タイヤ交換後の作業に時間がかかりグロージャンの後ろ10番手へと大きく後退してしまう。その後方のオコン、マグヌッセン、マッサもここで新品のウルトラソフトに交換する。

 42周目にレース再開となり、レース残り時間は26分。ハミルトンは再開直後に一気に後続を引き離しに掛かる。8番手ストロールの後ろには11番手オコンまでが繋がった状態で、バンドーンはパーマーを追いかけることはできないものの単独で7番手を走行する。

 10番手を走っていたヒュルケンベルグは48周目にピットに戻りリタイア、12番手のマグヌッセンも50周目にMGU-Kを失ってスローダウンを指示されピットに戻ってリタイアした。3番手ボッタスは54周目にファステストラップを刻み2番手リカルドの2秒後方まで迫る。さらに4番手サインツの2秒後方にペレス、そしてパーマーもペレスの2秒後方まで迫ってきた。

 本来は61周のレースだが、度重なるセーフティカー導入とウエットコンディションによるスローペースのためスタートから制限時間の2時間が過ぎてレースは58周目で終了となった。

 ハミルトンは55周目にファステストラップを刻み後続を寄せつけることなくトップでチェッカードフラッグを受け、苦戦が予想されていたシンガポールGPを制し3連勝を果たした。

 2位にリカルド、3位ボッタスという表彰台で、サインツがペレスを寄せつけることなく4位、そしてパーマーが6位でフィニッシュしシート喪失が噂される中で今季初入賞を勝ち獲った。バンドーンは7位、ストロールが8位、9位グロージャン、10位オコンという入賞圏で、完走は12台のみという大荒れのレースとなった。

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