また「フェラーリのドライバーたちが初勝利を決めたときのことを覚えていますか」という質問に、フェルスタッペンが「(ベッテルのほうを見ながら)いつだっけ? 2008年のモンツァだったら、たぶんカートに乗っていたと思う」と答えたあと、ライコネンのほうを見ながら、「(ライコネンが初優勝した)2003年のことは覚えていない。だって、まだ6歳だったからね」と言うと、ベッテルは笑いながら「幼稚園で、お迎えを待っていたんじゃない?」と絡んできた。

 さらにフィンランドの記者から質問を受けたベッテルは、質問が終わる前に「彼の質問は99.9%キミ(ライコネン)へのものだから覚えておいたほうがいいよ」と、フェルスタッペンに助言を与え、「あなたから質問をいただけるなんて、光栄です」と、先輩らしく貫禄のある(?)対応を見せた。いつもベッテルは饒舌だが、レース後の会見で、ここまで和やかな姿を見たのは初めてだ。

トップ3会見

 なぜフェラーリのふたりは敗れたにもかかわらず、フェルスタッペンの優勝を祝っていたのか。ひとつ言えるのは、フェルスタッペンには、どこかベッテルを思い起こさせる雰囲気があるということ。だからベッテルはもちろん、ベッテルと親しいライコネンとも波長が合うのではないだろうか。

 レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は言う。

「本当に不思議なことだが、マックスには、セバスチャンを思い出す点が、いくつもある」

 ベッテルのF1初優勝は22戦目、フェルスタッペンは24戦目。これからフェルスタッペンはベッテルが歩んだ道を追っていくのか、ベッテルを超えていくのか。どんな道を歩んでゆくのだろうか。

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