わがままな子供と怒るだけの父親、それをとりなす母親のような、呆れるような無線交信。しかし彼らにとっては幸いなことに、マックス・フェルスタッペンの表彰台取り消しペナルティのおかげで、この件はほとんど話題に上らずに済んでいた。

 ところがレース明けにFIA公式サイトが、このやり取りをビデオで全部公開してしまったのだ。

 メキシコGPのパドックでそれについて訊かれたグロージャンは、「ギュンターとはあのあとしっかり話し合って、もう二度とあんなことは言わないということでお互いに納得した」と言う。

 しかしこのビデオには、ひどくショックを受けたという。
「その前の30周、いろんなことが起きていた。それを全部端折って、あの部分だけ強調するのはちょっとひどいよ」

 今年から特にエンターテイメント性を重視するようになったF1。グロージャンはその格好の餌食にされてしまった、ということかもしれない。

2017年F1第18戦メキシコGP フリー走行2回目でスピンを喫したロマン・グロージャン

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