ウイリアムズF1チームは、2016年シーズンこれまでの5戦すべてにおいて最速ピットストップを達成している。
チームのパフォーマンス・チーフであるロブ・スメドレーは、ピットクルーの作業グループを立ち上げたことでピットストップが完璧になっていると明かす。
オーストラリアGPで最も速かったタイヤ交換は、バルテリ・ボッタスの2.35秒。バーレーンGPではさらに短縮し、フェリペ・マッサのピットストップは2.27秒に。その後の中国GPでは2.1秒を記録した。ロシア、スペインの両レースでも2.23秒、2.12秒でマッサのタイヤ交換を完了させ、ドライバーに利益をもたらした。
「冗談抜きに、クルーは今シーズン素晴らしい働きをしてくれている。グローブにあるファクトリーで、みんな大変に努力した。これまでの低レベルなピットストップに対策をする必要があったことを、ようやく理解した。クルーは特別なトレーニングを積み、それが彼らへの助けと自信になった。そして自信がつけばつくほど作業が安定してくる。いつも大記録を目指しているわけではない。大きすぎる目標を立てると、失敗も大きくなる。いまは一貫して2秒台前半で作業するよう努めている」とスメドレーは語る。
今シーズン具体的には何が変わったのか、スメドレーは以下のように説明した。