政治的な話題も持ち込まれ、6月23日に行われるイギリスのEU離脱に関する国民投票について、各F1チームにとって影響があるかという質問も出ました。メルセデスのパディ・ロウは技術責任者ではありますが「チームへの影響は分析中だが、どちらに投票すべきかと尋ねてきたスタッフには『自分の意志に従うべきだ』と伝えている」と、はぐらかすことなく回答。

 ここでもブーリエは「我々の産業は基本的にイギリス国内に基盤があるので大きな影響はないと考えている」と答え、マクラーレン・ホンダが「ひとつのチーム」としてやっていくという名目は一体どこへ? といった発言。メルセデスのロウが、スペインGPでの同士討ち騒動について「2014年ベルギーGPでの騒動のほうがひどかったし、あの経験によって我々は大きく成長することができたからこそ、今回の出来事は大きく響いてはいない」と堂々とまとめた言葉に較べると、ブリエのほうは、なんとも頼りない様子に……。

 口は災いのもとと言いますから、名門マクラーレン・ホンダのスポーティングディレクターとしては、モニシャを見習って弁護士的なスキルを身につけるべきなのかもしれません。法廷のような、お堅い会見を聞きながら思ったのは、そんなことでした。

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