直近でF1を走ったアメリカ人ドライバーは、アレクサンダー・ロッシだ。2012年からケータハム、マルシャでFP1に出場した後、ロッシは2015年シーズン中にマノー・マルシャF1チームで5レースに起用された。しかし2016年のレースシートを獲得することはできず、インディカーに転向。2016年のインディ500で勝利を挙げた。
ロッシ自身はシュタイナーのコメントに関してSNSで反応をしていないが、彼と仲の良い友人で同じくインディカーに参戦するコナー・デイリーは、ストレートに怒りを示した。元F1ドライバー、デレック・デイリーの息子で、GP3やF2の前身GP2に参戦した経験を持つ彼は、「どうすれば『アメリカの』チームなどと名乗っておきながら『故郷の』国籍を持つドライバーをそこまで罵ることができるんだ?」と発言している。

インディ500優勝経験者でジャガーF1チーム代表を務めたボビー・レイホールの息子、グラハムも、デイリー同様に憤慨している。シュタイナーのコメントを「まったくのたわごとだ」と切り捨て、さらに以下のようにツイートした。
「ハースF1チームの考え方はいつもおかしい。『アメリカ人は十分なレベルにない』と言うばかりで、僕たちにチャンスを与えようとしたこともない」