すぐ近くに壁が迫るカナダでは、予選でも数名がアクシデントに泣いた。まず、予選前のフリー走行でクラッシュしたルノーのケビン・マグヌッセンはマシンが大破したため、予選を走れず。スペアのシャシーに交換して、決勝はピットレーンからスタートすることになる。

 マノーのリオ・ハリアントは予選Q1で壁に接触して右リヤタイヤがパンク。ガレージまで戻れずにマシンを止めることになり、Q1セッション終盤のアタックタイムを台無しにしてしまった。

 Q2では、トロロッソのカルロス・サインツJr.が最終シケインでクラッシュ。セッションは一時、赤旗中断となった。サインツJr.は「自分のミスだ」と認めている。

 ホンダは、フェラーリと同じく2トークンを使った最新スペックのパワーユニットを用意。ジェンソン・バトンは12位に終わったが、フェルナンド・アロンソはQ2終盤にタイムを更新して、これでスペインから3戦連続となる予選トップ10入りを果たした。

 予選開始直後から雨粒が落ちてきており、コンディションが心配されていたが、結局はドライでの争いに。だが、決勝で雨に見舞われる可能性が残っており、天候次第では、さらに波乱を呼ぶかもしれない。

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