2016年F1ヨーロッパGPの金曜プラクティスで、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは4位/11位、ジェンソン・バトンは7位/9位だった。

 データ収集のためさまざまな仕様で走行した初日、唯一の問題はFP2でのアロンソの燃料システムのトラブル。これによりアロンソはスーパーソフトでの最初の走行を行うのが遅れた。

■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
レーシングディレクター エリック・ブーリエ
 このサーキットは、全長が長く、高速のメインストレートと旧市街地を抜けるタイトでミスが許されないセクションという対照的な性格を併せ持つため、今日が難しい一日になることは分かっていた。明日以降に向けて最適なダウンフォースレベルとバランスを確立することが重要だった。

 そのためできる限り多くのデータを集めるため、2台をウイング、フロア、タイヤ、燃料、バランスにおいてさまざまな設定で走らせた。このデータを今夜エンジニアたちが分析する。大量の情報を得ることができたので、あとは注意深くこれを調べていくだけだ。

 このコースを初めて訪れて、強い印象を受けた。通常の週末にならないことはすでに明らかだ。日曜の決勝は、緊迫し、エキサイティングで、予測不可能なものになりそうだ。それがファンにとっては素晴らしいことであるのは間違いない。
 
 日曜に予測不可能な事態が生じた場合、それをフルに活用する力を発揮できることを願おう。

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