■バトンは予選でも決勝でも一時は2位に
バトンは予選でQ3に進出、路面状態が変化するなか、チームにとってここまでの2シーズンにおける最高位である5番手を確保。ニコ・ロズベルグとセバスチャン・ベッテルのグリッド降格によって3番グリッドからレースをスタートした。序盤は一時2番手を走行、最終的に6位でフィニッシュした。
「Q3のバトンは見事だった。インターミディエイトでは一時2番手に立った。スリックへの変更を指示したのはチームだったが、最終ラップでの5番手タイムは彼自身の力によるものだ」
「レース序盤では自分より速いマシンを何台も従えて走り、最初のピットストップの後、中団のマシンを思い切りよく抜いていったのも素晴らしかった。今のマシンで可能な最大限の結果を出した」

■アロンソはチームのミスとトラブルに阻まれる
アロンソは予選Q2でタイヤのつけ間違いのミスがあり、14番手で敗退。決勝では序盤からエンジンが不調だったといい、最終的にはESバッテリーパックシステムのトラブルによってリタイアに終わった。アロンソには7点の評価が与えられている。
「Q1ではバトンとわずか100分の数秒差のタイムを出していたが、Q2でタイヤのつけ間違いがあり、ユーズドタイヤでアタックしなければならず、雨が迫る中(フレッシュタイヤで)出た2回目のランではイエローフラッグで減速しなければならなかった」
「決勝を通して悪くない走りをしていたが、セーフティカーの後、(セルジオ・)ペレスに抜かれ、後に(カルロス・)サインツにも前に行かれた。1点を目指してボッタスやウェーレインの前を走っていたものの、バッテリーのトラブルによりレースを終えた」