ライコネンはドライバーズランキングでは3位につけてるものの、5位のベッテルからは8ポイント差となっている。またライコネンは2014年のフェラーリ復帰以降、いまだに勝利を手にできずにいる。それでもライコネンは今シーズン中に問題を解決し、純粋な実力、もしくはライバルのトラブルなどの要因があったら、優勝できる可能性はあると話す。

「チームとしてはもっと上を期待しているし、勝つまでは理想的な状況だとは言えない。フェラーリとしては優勝を望んでいるが、これが現状なので、改善を続けていくしかない。シーズン後半がどうなっていくか、それはこれからじっくり見くよ。今年のフェラーリは勝てると信じているし、そのとき周囲にどんなマシンがいるかなどは、別に問題じゃない。レースで何が起きるかなんて誰にもわからないけれど、やるべき仕事をしておかなければならない。もっと相性がよく走れるサーキットはこれから絶対にあるはずさ」

 フェラーリはコンストラクターズランキングでも、ドライバーズランキングでもメルセデスに大きな差をつけられている。どちらか一方のタイトルでも獲得のチャンスはあるかと聞かれると、ライコネンは「仕事を続けて前進し、タイトル獲得が不可能になるまでは絶対あきらめない。メルセデスは誰よりも強いけれど、だからといって対策をやめるべきだとは思わない。追いつく努力をし続けるよ」と前向きな言葉を発した。

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