2016年F1第10戦イギリスGP フェルナンド・アロンソ
2016年F1第10戦イギリスGP フェルナンド・アロンソ

 イギリスGPの予選は、Q3の最後のアタックで、アロンソはウイリアムズのバルテリ・ボッタスにコンマ1秒差に迫る1分31秒687をマークし、一時8番手につけたが、このときアロンソはコースをはみ出していたとしてタイムを抹消されての10位だった。アロンソが降格して代わって8番手につけたトロロッソのカルロス・サインツJr.のタイムが1分31秒989だったから、アロンソがコースをはみ出していなければ、サインツJr.の前のポジションを獲得していただろう。

 冒頭のコメントのように、現時点でマクラーレン・ホンダのライバルは、ウイリアムズ、フォース・インディア、トロロッソ、そしてハースである。そのうち、マクラーレン・ホンダとQ3争いを演じているのは、ウイリアムズ、フォース・インディア、トロロッソの3チームだ。この3チームの第5戦スペインGPから第10戦イギリスGPまでの5戦の成績を見ると、じつはチームとして5戦全てQ3に進出しているのはフォース・インディアのみで、ウイリアムズとトロロッソもマクラーレン・ホンダ同様、Q3進出は5戦中4回なのである。

 イギリスGPで、後半戦の目標を尋ねられた長谷川総責任者は、こんな抱負を述べた。
「今シーズンの開発に関して言えば、レッドブルと争いたいので、少なくともウイリアムズは凌駕できるぐらいまで進化させたい。次のアップデートで、なんとかそれを達成したい」

 セカンド集団を飛び出し、トップ集団へ入るためには、カギを握るのが残り10トークンを使用したパワーユニットの開発であることは間違いない。果たして、ホンダはいつアップデートしたパワーユニットを投入してくるのか。ホンダの今後の成長が楽しみな今年の夏である。

ホンダ辛口コラムはF1速報で掲載中!
ホンダ辛口コラム:予選ベストリザルト達成も、突きつけられた現実

本日のレースクイーン

優羽ゆうは
2025年 / スーパー耐久
LOVEDRIVE RACING
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円