F1ハンガリーGP金曜日のフリー走行後に開かれたドライバーズミーティングは、1時間を超える長い討論となった。

 話し合いのテーマは、トリックリミットについて。すでにお伝えしているように、今年ハンガロリンクの縁石が改修された。とくに問題となっているのが、ターン4とターン11の新しい縁石だ。これらの縁石は2列設置され、オーストリアGPと似たような変更となっている。しかし、レッドブルリンクでは常設縁石の外側に設置されていた高さ50mmの人工縁石がハンガロリンクにはない。さらにハンガロリンクのターン4とターン11では、以前は縁石の外側にあった人工芝が撤去されている。

 これらの高速コーナーでは限界まで攻めることが可能で、コースをはみ出すドライバーが多くなることが考えられる。そのためFIAはコース端から1.6mの位置にセンサーを設置。4輪すべてがコースから外れた場合に検知されるよう対策を施した。

 このシステムについて一部のドライバーから不満の声が挙がっていたが、金曜日の走行後に開かれたドライバーズミーティングでは、トラックリミット(コース外の走行禁止)について議論され、自動検知システムの導入が再確認された。

 FIAは「システムの確認作業を行った結果、問題なく作動していることが確認されたため、ハンガリーGPの予選から運用することを決定した」と、している。

 ミーティングでは、トラックリミットを守らなかった場合のペナルティについても明らかにされた。FIAの決定は大きく以下の2点だ。

1:予選で、自動検知システムが埋設されているターン4とターン11でトラックリミットを越えてコースをはみ出してしまった場合は、そのラップタイムが抹消される。

2:レースでは、自動検知システムが埋設されているターン4とターン11で、3回トラックリミットを越えてコースをはみ出した時点で「ブラック&ホワイト旗」が振られる。その後もう1回(合計4回)コースをはみ出すと、ドライブスルーペナルティが科せられる。

 なお、トラックリミットによるペナルティはターン4とターン11のみ。他のコーナーに関しては、はみ出してもアドバンテージがないため、不問となった。

 果たして、決勝ではブラック&ホワイト旗を見ることになるのか。レースでは、コントロールラインの旗にも注目したい。

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