マシンのポテンシャルは予選Q3のパフォーマンスに現れるが、今年のハンガリーでは最後のアタックでイエローフラッグが出たため、実力がわかりにくかった。

 そこでQ3の1回目のタイムで比較すると、メルセデスを搭載するルイス・ハミルトンの1分20秒108に対して、ルノーを積むレッドブルのダニエル・リカルドは1分20秒280。その差は0.172秒。35kW=47.5馬力=0.57秒よりもギャップが小さかったのは「モナコ同様、ハンガロリンクのような低速サーキットではレッドブルのほうがダウンフォースが出ている」(フィル・チャールズ/トロ・ロッソのチーフレースエンジニア)からだろう。

 Q3の1回目でハミルトンとフェラーリのセバスチャン・ベッテルのタイム差は0.766秒。しかし、フェラーリのパワーユニットがルノーに大きく負けているとは考えにくく、そうなると車体側の性能でフェラーリがメルセデスやレッドブルに後れをとっていると考えられる。

 ルノーはパワーユニットに関して、今シーズン中に大きなアップデートはないと語っている。しかし、ホーナーは「燃料やチューニング、ドライバビリティを良くすることでもパフォーマンスは上げられる。車体とのハーモニーを、より良くすることでもギャップを縮めることは可能だ」と語っており、2016年の戦いを、まだあきらめていない。

「レッドブルにとって、次のチャンスはシンガポールだ」と、狙いを定めている。

本日のレースクイーン

RiOりお
2025年 / スーパー耐久
raffinee μ's
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円