(3)BMWヘック(1952~53年)
 F1GP草創期の2シーズン、プライベーターとして参戦した希少なマシンである。東ドイツ出身のレーシングドライバー、エルンスト・クロードビックがBMWのシャシーを自ら改造し、直列6気筒のBMWエンジンを無理矢理押し込んだシロモノだった。

 1952年と53年のドイツGPのみに出走し、初レースは最下位29番グリッドからスタートして、12位完走。2年目は32番グリッドスタートで15位完走に終わっている。

BMWヘック(1952~53年)

(その2に続く)

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