いっぽうウイリアムズのバルテリ・ボッタスによれば、特に議論すべきことはないという。なぜなら、フェルスタッペンはハンガリーでのドライビングに対して、結果として何のペナルティも受けなかったからだ。

「戦い方はドライバーによって違っていて、彼がアグレッシブな部類であることは確かだ。けれどもブダペストでは彼にペナルティは科されなかった。僕が見たのは、ひとつの場面だけだけど、現場でセーフという判定だったのだから問題はないはずだ。(ポジションを守るために)2回以上大きくラインを変えたわけではなく、彼の動きは小幅なものだった。違反と判定されなかったのなら、それはセーフということになる。いまはペナルティポイントのシステムもあるし、アグレッシブすぎるドライバーがいれば、間違いなくペナルティが与えられる。だから、いまのところ彼はオーケーということで、その判断に疑問は感じない」

 ボッタスのチームメイトであるフェリペ・マッサは、フェルスタッペンのドライビングを「ちょっと攻めすぎ」と評しながらも、ルーキーシーズンの2015年と比べれば、ずいぶん良くなったと見ているようだ。昨年フェルスタッペンは何人かのベテランドライバーから批判を受けており、モナコでロマン・グロージャンと接触したアクシデントの直後には、マッサもフェルスタッペンを「危険な」ドライバーと呼んでいた。

「彼は、ありとあらゆる手を試みてくる。本当にアグレッシブなドライバーだ。でもデビュー直後と比べれば、ずいぶん良くなったよ。彼を相手に戦うときには、あちらのやりかたを頭に入れておく必要はあるけどね。まあ、相手が少しばかりアグレッシブだったとしても、こちらはルールに従って、できることをやるだけだ」

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