マルコも、メルボルンでシーズンが開幕した後、レッドブルが序盤から優勝を争うことはできると考えている。最新のトレンドを取り入れた新車RB14のデザインに加えて、ルノー製パワーユニットの進化にも期待できるからだ。

 ただ、彼があまり楽観的になれない理由は、この冬の間にライバルたちがどこまで進歩したかの予測が難しいことにある。

「2018年のルノー・エンジンは、昨年よりも信頼性が高く、パワフルなものになるはずだ。そして私たちは、最初から競争力のあるシャシーでシーズンを戦えるだろう」

「だが、メルセデスもエンジンを進化させつつある。そうなると問題は、彼らが昨年以上に大きなアドバンテージを手にするかどうかだ。ともあれ、ルノーのエンジンが約束されたとおりのものであれば、メルセデスとの差は昨年よりもずっと小さくなると思う」

 彼は、エイドリアン・ニューウェイのインプットが大きく反映されたレッドブルの新車RB14を、全面的に信頼しているようだ。そして、来週からバルセロナで始まるプレシーズンテストで、初日から本来の力を発揮できるように、チームはスケジュールを前倒しして仕事を進めたと語っている。

「近年では初めてのことだが、エイドリアンはエンジンのパフォーマンスさえ良ければ、実力でメルセデスに勝つことができるし、優勝争いもできると予想している」

「これまで、チームはいつもシーズンの後半戦で高い競争力を発揮してきた。私たちは毎年、新車のデザインの決定をギリギリまで遅らせようと試みてきたが、むしろそれがシーズン中の継続的な開発の妨げになっていたことが、分析によって明らかになった」

「つまり、より重要なのは、すっかり準備が整った状態で開幕を迎えることなんだ」

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