ピレリによると、タイヤの指定において、あるコンパウンドをスキップするかどうかは、各コンパウンド間の1周のラップタイムデルタによって決まるという。
 隣り合うタイヤとのデルタ(タイム差)が小さいほど、そのタイヤが使われずに、次のものが選ばれる可能性は高くなるのだ。

「たとえば、ソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトの間にあまり差がないことが分かった場合、以前に中国でやったように、ミディアム、ソフト、ウルトラソフトを指定する可能性がある、ということだ」
   
「アブダビ(昨年11月に行われたテスト)で得たデータで確認作業を行ったところ、ソフトとスーパソフトの差は0.6秒、スーパーソフトとウルトラソフトの差は0.4秒だった。こうしたデータに基づいて、タイヤの選択を微調整することで、最適な組み合わせを選べるようになるだろう」
 

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