予選ではQ3進出は難しくとも、まずまずのポジションに行けると考えていた。しかし1回目のアタックはトラフィックと黄旗で上手く行かず、最後のアタックに入ったがブレンドン・ハートレーがターン13で右フロントをウォールにヒットしてしまい、これがきっかけで全てを失ってしまった。
ハートレー(以下:HAR)「フロントウイングかパンクか分からないけど何かダメージを負っている!」
スローダウンしたハートレーの3秒後方にはガスリーが最後のアタックに入っていた。ここから最終セクターでハートレーのスリップストリームを僅かでも使えればタイムをゲインできると考えていたガスリーだったが、まさかターン15の手前で急にハートレーのマシンが視界に入ってくるとは思ってもみなかった。
咄嗟の判断でインからすり抜けようとしたが、ハートリーも左に避けそうになったのでガスリーはアウト側へ。するとハートリーも右に避けようとしてしまい、ガスリーは行き場をなくして縁石に乗りロックアップしてコースオフ。2台ともにQ1敗退という最悪の結果になってしまった。
GAS「XXX! 一体何をやってるんだ! あり得ないよ、信じられない! 僕は320km/hで走っているのに、彼はそこで止まっていやがったんだ!」
STR「彼はパンクしていたんだ、パンクだ。彼にはどうすることもできなかったんだ」
HAR「僕は横にどいてGASを行かせようとしたんだ、本当にごめん」
このインシデントにより、決勝は後方グリッドからのスタートとなってしまった。