しかし、ホンダの事情は別だ。昨年のマクラーレン・ホンダの提携解消は、ホンダにしてみれば、かなり屈辱的な決定だった。ホンダも昨年までの3年間のパフォーマンス不足は認めている。だが、マクラーレンはパートナーでありながら、ホンダに手を差し伸べるどころか、超えてはいけない一線を超えて、強引に提携を解消してきた。それをホンダの本社は良しとは思っていない。

 ホンダの山本雅史モータースポーツ部長はこう語る。
「インディカーシリーズについては、アメリカ・ホンダの子会社であるHPD(ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント)社長のアート(・セントシアー)が決断することなると思います。ただし、インディはル・マン24時間レースやF1とともに、世界を代表するレースなので、F1でライバルとなっているホンダとマクラーレンが、インディで手を組むというのはグローバルな視点で考えると、非常に難しい判断となるでしょう」

 アメリカ・ホンダの社長である神子柴 寿昭は、本社の取締役でもあり、昨年のマクラーレンとの経緯もよく知っている。

 レースの世界では『昨日の敵が今日の友』になることは決して珍しいことではない。しかし、それはきれいに別れた場合の話。別れ際にもめると、その関係がなかなか修復できないというのは、ホンダとマクラーレンの関係以外でもいくらでもある。

 したがって、もしホンダがインディでマクラーレンと組むことに「ノー」と言ったとしても、それは決して理不尽な決定とはいえない。果たして、どんな決定をホンダが下すのか。その前に、マクラーレンが2019年からのインディ参戦を本当に行うのか。その鍵のを握るのは、アロンソが参戦する今週末のル・マン24時間。決定はその後となるだろう。

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