2018年F1第10戦イギリスGP ルイス・ハミルトン
2018年F1第10戦イギリスGP ルイス・ハミルトン

 ひと昔前は首に負担がかかるコースではネック・サポートをヘルメットに付けられた(今はできない)。軽々に「3連戦の蓄積疲労が出た」とは言えないものの、土曜からベッテルはフィジカル面で不安を抱えた。後になって思えばたしかに土曜FP3途中でマシンを離れた彼は眉間にしわを寄せ、なにかに耐えている(ようだった)。

 余談だがここシルバーストーンは地盤がとても固い。「だからほかのサーキットのようにコース外とパドックを結ぶトンネルが無い」、と聞いたことがある。2月に全面再舗装されていままであったバンプもスムーズな路面になったと想像したのだがそうではなかった。金曜FP1から路面がバンピーだという声がドライバーから出た。土曜さらにタイム次元が上がると、マゴッツの高速S字区間などでライコネンのヘルメットが上下・左右に微振動しているのが見られた。通常のバンプと違う路面・共振によってそうなったのだろうか……。

 首の周りにテーピングをしたベッテル、メディカル・チェックでは問題無かったのだろう。スタートダッシュ後、5周目に5.188秒リードするとギャップをコントロール。2度のセーフティカー(SC)導入ランがもしかすると彼にとってはいい“首休め(?)”になったのかもしれない。

 またこのSC導入によってハミルトンはステイ・アウトしてタイム差を詰められた。そのたびに大観衆から大声援、52周レースの“ファイナル・ヒート10周”がめったにないF1スプリント・ステージに。

 47周目にベッテルがボッタスを抜き1位、48周目にはハミルトンが2位、49周目にはライコネンが3位。ここまで30周前後も長いスティントで粘ったボッタスは彼らの“引き立て役”に、チーム団体戦をまっとうするしかなかった。

 ハミルトン個人vsフェラーリ軍団となった今年の『バトル・オブ・ブリテン』を、イタリアン・チームが席巻勝利。ハミルトンがイギリスGP最多優勝となる6勝目になるかと注目されていた完全アウェーの試合で、逆にフェラーリが最多の17勝目となった。今シーズン21戦の折り返し地点をチャンピオンシップ首位でターン。ベッテル勝率40%は13年レッドブル時代にも匹敵する――。

本日のレースクイーン

城戸ひなのきどひなの
2026年 / スーパー耐久
2026エアバスタークイーンズ
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技
    【最難関は最初にやってくる】
    FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年6月号 No.1620

    [特集]新世代F1テクノロジー新解釈
    パワーユニット、エアロ、足まわり
    ──世界一の知恵比べを読み解く

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSU 2026 マフラータオル(DRIVER)

    2,500円