他にもファクトリー内は、立ち入り禁止区域多数。面積やスタッフ数も、秘密です。それを公表すると、研究開発の規模がライバルに推測されてしまうから、なんだそうな。その代わりといっては何ですが、内部にはホンダF1の歴史をうかがわせる、ちょっとした表示があちこちにありました。

会議室やオフィスには、ホンダF1エンジンの歴代の型式番号が付いてました。

田辺豊治テクニカルディレクターのオフィスです。

モニターにはホンダレーシングの公式サイトが映ってますが、普段の田辺さんがこんなものを見てるわけはありません。最初は何やら走行データみたいなのが表示されてたんですが、「あ、これマズイ」と、撮影用にこちらに切り替えたのでした(笑)。

そしてこのファクトリーのもうひとつの役割は、バッテリーパックの設計開発、生産までを一貫して行うことです。バッテリーは衝撃で爆発する危険があり、事前の厳しい検査を通す必要がある。それを日本でやっているとレースに間に合わない恐れがあるため、エンジン本体やMGU-H、MGU-Kなどと違って、バッテリーパックだけはここで作っているわけです。

その部門のリーダーである根来昌樹さんと福島忠広エンジニア。彼ら以外はほとんど、外国人技術者だということです。で、レース用バッテリーのスペシャリストというのは、世界中でも200~300人ぐらいしかいないそうで、それをF1参戦中の4メーカーが取り合ってる状態なんだそうな。

ホンダも毎週のように新しい人材をリクルートしており、オフィスも次々につぎ足されて行ってます。この写真手前の青い仕切りだけのあるデスクも、この日に置かれたばかり。ここで明日から、新たな転職エンジニアが働くのです。

そんな彼らが昼過ぎに、どやどやと社員食堂に集まりました。ここだけ見ても、日本人スタッフの少なさがわかりますよね。

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