マクラーレンと戦った3年間は忘れてしまった方がいいだろう。彼らはメルセデス製パワーユニットを搭載していた2013年型シャシーも良くなかったし、表彰台を獲得できなかった。さらにまずかったのは、2014年型マシンだ。

 向かうところ敵なしのメルセデス製パワーユニットを搭載していたウイリアムズは何戦にもわたる表彰台フィニッシュを飾り、コンストラクターズ選手権では3位、さらにオーストリアGPではフロントローを獲得する目覚ましい活躍だった。

 一方のマクラーレンは同じメルセデス製PUを使用していたのに、シーズンの大部分においてメルセデスPU勢の中で最弱チームであり、同じメルセデスPUを搭載していたフォース・インディアになんとか勝つ体たらくだった。つまりホンダが復帰した2015年、マクラーレンは競争力のあるシャシーを作ることに関しては、長く技術力が衰えている状態だったのだ。

 それでも、チームが非常にうまくやっていたことひとつある。それは、パブリックイメージへの対応だ。慎重に言葉を選んだ上に、公の場でホンダを攻撃したため、責任のほとんどはホンダ側にあるかのように思われたのだ。

 マクラーレンには素晴らしく競争力の高いマシンがあるのに、ホンダの質の悪いパワーユニットが妨げになったというのだ。メルセデスのパワーユニットを搭載したら、彼らはレースで優勝していただろう……と。だがそれは間違いだった。しかし、いまだに彼らはそのようなイメージを与えている。

 レッドブルはそうではないはずだ。彼らのマシンはある状況下なら、メルセデスやフェラーリに勝るとも劣らない速さを持っている。

 レッドブルはエンジンパワーの点でルノーが妨げになっていると言っているが、それはマクラーレンのケースとたしかに似ている。しかしマクラーレンの場合は、ほとんどポイントを獲得できていない一方で、レッドブルは今シーズン優勝を飾っているので説得力がまったく違うのだ。

 言い換えれば、レッドブルはより良いエンジンでさらなる躍進が期待できるということだ。彼らはメルセデスやフェラーリと対等に戦うのにまさに欠けているかもしれない、小さな改善をホンダに期待しているのだ。大きな疑問は、2019年にホンダはルノーを超えるか、ということだ。もちろん不可能ではないだろうし、ルノーを制してF1における3番目に優れたエンジンとなることは、十分妥当な目標だろう。

本日のレースクイーン

生井美和なまいみわ
2026年 / オートサロン
AUTOWAY
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技
    【最難関は最初にやってくる】
    FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年5月号 No.1619

    [ 特集 ]
    スーパーGT非公式ガイドブック
    捕まえろ。大きく、遠い、王者の背中

  • asweb shop

    メルセデス AMG ペトロナス F1 チーム ドライバーキャップ 2026

    8,800円