■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
ホンダF1プロジェクト総責任者 長谷川祐介
ふたりの明暗が分かれた予選になりました。ですがまずはポジティブな面に目を向けると、ジェンソンは予選で素晴らしい走りをし、パワーが重要なスパで9位を獲得しました。パワーユニットのアップデートが予想どおりの効果を発揮したことの証です。夏の間、パワーユニットの開発とエンジニアリングに取り組んできた、さくらとミルトン・キーンズのスタッフ全員に感謝します。
一方、フェルナンドにとっては難しい一日になってしまいました。FP3の最終ラップで彼のICEに油圧低下が見られました。セッション終了直後に問題の調査を始め、データをチェックし、メンテナンスをし、リスクを理解した上で、予選で走らせるという判断をチームとして下しました。残念ながら油圧は維持されず、Q1のランを始めた直後にマシンを止めなければならなくなりました。
問題の原因は今も調査中です。フェルナンドと彼のチームにとって非常に残念な結果になりました。彼らは今週末、懸命に努力を重ねてきたにもかかわらず、ほとんどセットアップの時間もとれず、その上、(グリッド降格)ペナルティを科されるのです。
明日のレースは難しいものになるでしょうが、いつもどおりベストを尽くして戦います。
(英AUTOSPORTに対して語り)今朝、油圧の低下が見られたため、走行をストップしなければなりませんでした。データをチェックし、油圧を調整しましたが、予選で走ることにはリスクがありました。(走行しようとしたのは)私の判断ミスです。よくありませんでした。明日に向けてエンジンを交換する必要があります。
(F1iに対して語り)3つめのエンジンを導入するつもりです。
金曜のトラブルはタービンからの水漏れで、(土曜のトラブルはそれとは)全く別物です。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています