決勝当日は朝8時前にサーキットに着いたんですが、レーススタートまでまだ7時間もあるというのに、ゲート前はすでに長蛇の列でした。

モンツァにはもう30回以上来てますが、少なくともこの10年にはなかったことです。フェラーリのフロントロウ独占が、イタリア人たちの血をたぎらせたのでしょうか。

「今回はグリッドガールが復活するぞ」という情報を聞きつけ、勇んでグリッドに向かったのですが、

半分はグリッドボーイでした。しかもカメラを向けても、ニコリともしない。そういうふうにしろと言われてるんでしょうけど、

モナコの笑顔全開とは、えらい違いです。

レースは結局セバスチャン・ベッテルが自滅し、キミ・ライコネンもタイヤが持たずに、フェラーリは8年ぶりのモンツァ制覇はなりませんでした。

それでもチェッカー後には恒例のコースなだれ込みと、ルイス・ハミルトンへのブーイングで鬱憤を晴らしてたティフォシたち。ここにもフィンランド国旗が写ってますが、フリー走行でもライコネンがトップタイムを出した時に大歓声が上がったりと、どうもライコネンの方が人気がある印象でした。

モンツァには久しぶりに浜島裕英さん(フェラーリの元ビークル&タイヤインタラクション・デベロップメント/現在はセルモの総監督)が来てて、なので「タイヤ目線のフェラーリの敗因」などをレース後に拝聴してたんですが、「ハミー、ハミー」と、ひっきりなしにかつての仕事仲間やライバルたちから声をかけられてました。

懐かしや、フェラーリドライバーだったルカ・バドエルじゃないですか。

「ゴーカートやってて、ちょっと速いんだ」と、息子自慢。

「どうしてドライバーっていうのは、子供を同じ仕事に就けたがるんでしょうねえ」と、浜島さん。同感です。
どれだけ厳しい世界か、身をもって味わってきただろうに。自分の果たせなかった夢を、託すということなんでしょうか。

あ、そんな父親が、ここにも。

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