ハートレーが強力なシーズンフィニッシュを飾ることで、チームに復帰してくるダニール・クビアトとともに2019年も残留できるかどうかは、現時点ではまだ不明だ。だがハートレーは、たとえ“好青年”という評判を失うことになっても、全力を尽くしていこうと考えている。

「僕はアプローチを大きく変えた。特に僕がシートを失うんじゃないかという噂があった、今シーズンの3戦の後でね」とハートレーは語った。

「実際そのことは僕を強くしてくれた。僕にとっては、こうした出来事にどう反応するのかというテストのようなものだった。多少自己中心的になり、自分自身のことを考え、周囲からどう思われるかを気にしすぎないようにした」

「たとえ結果には表れていなくても、僕にとっては効果があった」

 ハートレーは、たとえWEC世界耐久選手権のような最高峰のシリーズを経たとしても、F1に参戦するということがどれだけ大きなステップであるかを過小評価すべきではないと付け加えた。

「F1は非常に複雑だ。ただマシンをドライブするだけのことではないんだ。コースの外でも中でも、多くのことが起きている」

「ホンダやエンジニアなど、周囲の人たちの力をどのように引き出せばいいのかを理解し、望むようなマシンのセットアップを実現することだ」と彼は説明した。

「それは絶えず続く学びのプロセスなんだ。自分自身が1年中向上し続けていることは分かっている。今シーズンはあと数戦が残っているけれど、良い結果が出せることを願っている」

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