投稿日: 2018.11.02 12:50
更新日: 2018.11.04 14:59
更新日: 2018.11.04 14:59
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのフェルスタッペン【今宮純のアメリカ&メキシコGPドライバー採点】
Jun Imamiya
☆☆☆☆ セバスチャン・ベッテル
第15戦シンガポールGPあたりから彼が、フェラーリ戦士として重い十字架を背にしているように思えてならなかった。4冠時代の若々しい“セブ”の面影は薄れてしまった。
ありったけの挑戦心をぶつけたがアメリカGP4位となりメキシコGPは2位に。彼の1年はアメリカGPで実質終わっていた。メキシコGPのレース後、レーシングスーツ姿のままメルセデスに出向き祝福のあいさつ、なかなかできないこと。
☆☆☆☆ ルイス・ハミルトン
これまでは先にコンストラクターズを制覇、そのあと自身が戴冠してきたが、2018年は逆。5冠王となったハミルトンが残る2戦をどう締めくくるか。メルセデスとしては、2014年からの通算100戦を圧倒的な5連覇で席巻をめざす。15年と17年決定後にはPPも勝利もなかったハミルトン、グレート・レースをやりきるか?
☆☆☆☆☆ マックス・フェルスタッペン
日本GP 3位→アメリカGP 2位→メキシコGP 優勝。飛ぶ鳥を落とす勢いだ。“フェルスタッペン力”MAX100%のスタートダッシュ、まさに『ひとりドラッグレース状態』。それからタイヤケアに徹する走法に切り替え、完璧にレースを支配した5勝目はいままでと違う。5冠新王が誕生したメキシコGPで優勝したフェルスタッペンの名は、史実に刻まれるだろう――。