ホンダ製パワーユニットが散々足を引っ張った昨年は、マクラーレンとホンダの関係がずいぶん悪化してしまった。しかし今季は、少なくとも信頼性に大きな問題が出ていないこともあり、両者は仲良く作業を進めているようだ。

 意思の疎通も、ずいぶん改善されたという。だが一方でちょっと気になるのは、「ホンダは100馬力足りない」発言が、まるで事実であるかのように独り歩きしていることだ。

 もともとはバルセロナテスト時での英国スカイテレビの独自報道が発端だが、イギリスメディアの間ではそれはすっかり定説となってしまっている。あるジャーナリストなど、「そのことでチーム内は、すっかり暗い雰囲気になっている」と、まるで見てきたようなことを言っていた。

 現時点でのホンダ製パワーユニットが、目標としている数値までパワーを出せていないことは事実である。ホンダ関係者も、「メルセデスやフェラーリはいうまでもなく、ルノーにも少し負けている」という認識だ。そして今のトークン制度では、「いわば同じエスカレーターの上と下に乗って、一緒に上がっているようなもので、永遠に追いつくことはできない」と、かなり悲観的だった。しかし、「100馬力の差は、いくらなんでもありえない」とも言う。

「100馬力足りない」発言の根拠のひとつが、「バルセロナテストでの最高速が11チーム中最下位だった」ことである。しかしこれは、MP4-31側の問題でもあるようだ。

「セットアップが全然決まってないから挙動が落ち着かず、コーナー立ち上がりで全然スロットルを開けられないんです」

 それはもちろんチーム側も十分わかっており、両者が非難し合うようなこともなければ、ましてや「すっかり暗い雰囲気になっている」ことなどないとのことだった。どのチームでも内部確執は確かに面白いネタではあるが、無理矢理ひねり出すのはいかがなものか。

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