ガスリーにとって、今シーズン最高の思い出は「自己ベストとなる4位を獲得した第2戦バーレーンGP」だが、それ以外にも忘れられないレースがあるという。それは日本GPだ。ホンダの地元である鈴鹿で、納得のいくパフォーマンスを披露できなかったからだった。

 ホンダのスタッフの中で、ガスリーが最も密にコミュニケーションをとり、仕事してきたのが、ホンダのガスリー担当パフォーマンスエンジニアを務めた湊谷(みなとや)圭祐エンジニアだ。

「湊谷さんの仕事に対する熱心な姿勢は僕だけでなく、多くのスタッフからも尊敬されている。彼は最高のパフォーマンスを発揮できるように僕を常にサポートし続けてくれた」

「今年の日本GPのことだった。僕は予選でQ3に進んだけれど、Q3ではストレートの立ち上がりの部分でうまく対応できずにコンマ3秒ロスしてしまって7番手に終わった。もし、完璧なラップを刻むことができていれば、6番手はもちろん、5番手を手に入れることだって可能だった」

「だから、予選後に湊谷さんの顔を見たら、思わずに涙が出そうになったんだ。彼が一生懸命準備してくれたパワーユニットのポテンシャルを、僕がフルに発揮させてあげることができなかったからね。そういう気持ちになったのも、彼が懸命にサポートいてくれたから。来年もできれば、一緒に仕事したい」

 ガスリーは12月9日にホンダのファンイベントに参加するためにツインリンクもてぎにやってくる。それがトロロッソ・ホンダのドライバーとして、公式での最後の仕事となる。しかし、ホンダとの関係はこれからも続く。

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