このアイディアはアルファロメオだけが採用しているわけではない。2月11日(月)にインターネット上で新車STR14を発表したトロロッソ・ホンダのフロントウイングも、2月13日(水)にイタリア・ミサノで行われたシェイクダウンでは11日に公開された写真とは異なるフロントウイングを装着していた。

トロロッソがSTR14・ホンダをシェイクダウン

 異なっていた点は、アルファロメオの斬新なフロントウイング同様、フラップの翼端板寄りの形状だ。アルファロメオのフラップは角度を調整する部分でまったく異なる面積のフラップが取り付けられ、フラップの内側と外側で大きな段差が生じているが、トロロッソは翼端板に近くなるにつれて先細り(テーパー状に)する形状にして、フロントウイング全体で翼端板内側を流れる空気をフロントタイヤ外側へ流す通り道を確保しているように見える。

 このアイディアは、何もアルファロメオとトロロッソだけが取り入れているわけではない。16日に発表されたフェラーリも、トロロッソ・ホンダと同様、テーパー型フラップを採用していた。

フェラーリF1 SF90
フェラーリF1 SF90

メルセデスW10 EQ Power+
メルセデスW10 EQ Power+

 ただし、すでにシェイクダウンを済ませているメルセデスやレッドブル・ホンダのフロントウイングのフラップは、アルファロメオの段差型でもなく、トロロッソ・ホンダやフェラーリのテーパー型でもなく、内側から外側に向けてほぼ同一の面積の従来型フラップを採用していた。インターネットで新車を公開しているチームの多くも、従来型フラップを採用していた。

 しかし、メルセデスやレッドブルといったトップチームが、テストに異なる空力パーツを持ち込むことは珍しいことではない。また、インターネット上で新車を公開したチームの中にも、テストでは異なるフロントウイングを採用してくるところが出てきても不思議はない。

 2月18日からスタートするバルセロナ・テストで、各チームがどんな形状のフロントウイングを投入してくるのか、注目したい。

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