「パワーユニットの性能を計測するのは予選Q3なんだ。というのも、レースでは渋滞もあるし、タイヤをマネージメントしなければならないから、われわれはマキシマムパワーでは走っていない。エンジンの馬力を推し量るのは、予選の時。しかも、Q3だ。トップチームはQ1では通常モードでアタックし、Q2で少しパワーを上げたモードにして、フルパワーで走るのがQ3だからだ」

「しかも、われわれはその数値をGPSから算出するため、ドライバーが完璧にアタックすることを前提にしている。そのため、2台の平均値で測るようにしている。ところが、メルボルンではレッドブルはガスリーがQ1落ちし、フェラーリはQ3でルクレールがミスをしているから、参考にならなくなった。だから、正確な数値はまだ把握していない」

 パワーユニットの性能というのは、車体の空力のセッティングやタイヤのグリップ力など、いろんな状況によって変わるため、正確な数値を算出するのは難しい。例えば、オーストラリアGPでルイスがマックス(・フェルスタッペン)に迫られたとき、ルイスはフロアにダメージを負っていた。

 ただし、メドウはホンダPUの性能が上がっていることは、疑いようがないと断言する。

「正確な数値はわからないものの、50馬力も違っていたら、あのようなバトルはできていないと思う。10馬力かどうかはわからないが、かなり接近していることは間違いない」

 バーレーンGPの初日のフリー走行で最高速をマークしたのは、ホンダPUを搭載するトロロッソのアレクサンダー・アルボンだった。バーレーンGPの予選メルセデス、フェラーリ、ホンダがアタックしたとき、その差がさらに縮まるのか、開くのか。Q3での予選モードに注目したい。

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