「あの(3位という)素晴らしい結果は、チームのみんなにとって大きな意味があり、このチームに息づくスピリットを際立たせるものだった」
再びルノーのワークスチームになったことで、エンストンのクルーは落ち着いて仕事ができる環境と、彼らの努力にふさわしい投資を期待できるだろう。そして、この買収によりルノーが「特別な何か」を手に入れようとしているのは間違いないと、パーマンは考えている。
「私は他のチームを知らずにずっとここで育ってきた。21歳の時にこのチームで仕事を始めて、今は48歳だから、人生のうちここですごした時間が一番長い。他のチームがどんなものなのか何も知らないんだ。ただ、エンストンがよそとはかなり違っていて、本物のチームスピリット、本当の仲間意識があることはよく知っている」
「他のチームから来た人たちは、ここで仕事をするようになると良い意味で驚かされるようだ。反対に将来の出世を望んで別のチームへ移った後、その移籍先がこことは違うとこぼす者も少なくない。そうしたチームは私たちより資金が潤沢かもしれないし、コース上の成績でも優っているかもしれない。だが、職場の環境や雰囲気が全然違っていて、やはりエンストンに特別な何かがあるのは確かだと、彼らは言うんだ」
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