Q2は2番手ボッタス、3番手ハミルトンでQ3進出、フェラーリに追いつき、もうイーブンだ。最速ルクレールが自滅したフェラーリ内には動揺が走り、それはベッテルにも伝わった。さらに開始が遅れたQ3セッション、ベッテルの走りは慎重で事故現場を含むセクター2で小さくなった(4番手相当)。

 昨日までここが遅かったハミルトンが最速セクター・タイムで抜けた。そしてもっと驚くべきはボッタスが全3セクターを2位/2位/3位でまとめ、0.059秒差でPPを得たことだった。前戦中国GPと同じだ。彼はデリケートな今年のタイヤのエネルギー配分を把握し、このラップを夕闇迫る中で完成させた。

2019年F1第4戦アゼルバイジャンGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2019年F1第4戦アゼルバイジャンGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)

――金曜から荒れたアゼルバイジャンGPだったがレース展開はクリーンに進み、スタートで並走する王者に先んじたボッタスが勝ち抜いた。終わってみれば第4戦もまたトップ5メンバーは開幕戦から全く同じ、ボッタスからルクレールという顔ぶれだ。毎戦変わるのは6位入賞者メンバーでケビン・マグヌッセン(ハース)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)と激戦が続く。

 ヨーロッパ・ラウンドを前に序盤を総括すると、今シーズンは“1強メルセデス”と“Bリーグ超混戦”の二重構造できている。これがどう変わるのか。第5戦スペインGPが早くも春の決戦場となりそうだ。

2019年F1第4戦アゼルバイジャンGP セルジオ・ペレスとランス・ストロール(レーシングポイント)
2019年F1第4戦アゼルバイジャンGP セルジオ・ペレスとランス・ストロール(レーシングポイント)

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