アゼルバイジャンGPに投入したスペック2エンジンは金曜日の夜に交換して、土曜日から使用する予定だった。交換作業自体はスムーズに終了し、フェルスタッペンは2回目のセッションには開始から2分後にコースインできたが、1回目のセッションの後半の走行時間を失ったことで、セットアップ作業が十分にできなかった。

「2回目のセッションの前にエンジンを交換しなければならなくなったから、クルマのバランスが決まっていなかったんだと思う」(フェルスタッペン)

 したがって、金曜日の夜に行うセットアップの変更次第では、フェルスタッペンが上位2チームともう少し接近する可能性は十分考えられる。

 レッドブル・ホンダのパッケージが、前戦アゼルバイジャンGPよりも向上していることはガスリーのタイムにも現れている。アゼルバイジャンGPでは初日9番手で、トップから1.368秒遅れだったが、スペインGPでは0.954秒差だった。

「乗ってすぐ、クルマのフィーリングがいいと感じた。一歩前進できた気がする」とガスリーも述べており、田辺TDも「ガスリーは前回のアゼルバイジャンGPからバランスとスタビリティが良くなって、クルマの挙動を信じてプッシュできる状況になっているようですね」と語っている。

 もちろん、メルセデスとフェラーリもアップデートにより、大きく前進してきている。金曜日はそのデータ収集の一日。そのデータを元に、土曜日にどのようにセッティングを仕上げてくるか。アップデートされたマシンのによる本当の戦いは、土曜日から始まる。

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