もちろん、パワーユニットのパワー自体はメルセデス、フェラーリに対して、まだギャップがあることは事実である。だが、その差は限りなく小さくなっていると考えていいだろう。

 このことを裏付けているのが、ホンダPUの燃費が向上していることだ。現在のパワーユニットは効率の良さがそのままパワーにも直結しており、これまでパワー付属に泣かされていたホンダは燃費にも苦しめられていた。

 ところが、オーストリアGPでは終盤までフェルスタッペンがプッシュし続け、イギリスGPではスタート直後からフェラーリ勢とのバトルが続いたのにも関わらず、燃料セーブをしいられるような場面は見受けられなかった。これはホンダのスペック3に投入された新しいターボが大きく貢献していることが考えられる。

 スペック3に投入された新しいターボによって、「ターボの効率が良くなった」と、HRD Sakura(栃木県の本田技術研究所)でF1のパワーユニット開発を統率する浅木泰昭センター長は語っていた。ターボの効率が向上すると、さまざまなメリットが生まれるが、そのひとつが「燃焼による馬力アップとは違う形で安定して馬力を上げることができる」(浅木)ことが挙げられるからだ。

 いよいよ今週末から第11戦ドイツGP&第12戦ハンガリーGPの2週連続開催が始まる。地元の天気予報ではいずれも週末は連日30℃以上の猛暑が予測されている。オーストリアGPの再現が起きても不思議ではない。

辛口コラムはF1速報WEBで掲載中
ホンダF1辛口コラム イギリスGP編:戦闘力向上のホンダPUにあとわずかに足りないもの

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